世界と連帯した活動

「広がれボランティアの輪」連絡会議では、2001年ボランティア国際年の取り組みを支え、その後も国際的なボランティア活動の推進に参画するなど、世界と連帯した活動を進めてきました。


(2001年)ボランティア国際年

国連で日本政府が提案して採択された「ボランティア国際年」

わが国では、阪神・淡路大震災で多くのボランティアが活躍した1995年を「ボランティア元年」と呼ぶようになりました。その翌年、1996年に開催された国連ボランティア計画(UNV)と国連大学主催のフォーラムにおいて、2001年をボランティア国際年とする提案が行われました。この提案をふまえ、1993年4月に国連ボランティアとしてカンボジアの選挙監視活動中に凶弾に倒れた中田厚仁さんの父、中田武仁さん(2016年永眠)が外務省を訪問し、「21世紀はボランティアで幕を開けたい」と訴え、日本政府を動かし国連総会での提案に至ります。1997年11月、第52回国連総会において日本政府の提唱により122か国の共同提案国を得て、2001年を「ボランティア国際年」とすることを宣言する決議が採択されました。

中田厚仁さん(国連ボランティア終身名誉大使)の活動についてはこちらをご覧ください。

「広がれ」構成団体が参画して国際年の活動を推進

ボランティア国際年にあたり、日本では1999年10月、「広がれボランティアの輪」連絡会議構成団体をはじめ、全国各地の民間のボランティア関係団体と社会貢献活動を推進する企業など15団体により「2001年ボランティア国際年推進協議会(IYVJ)が設立され、政府との連携のもとに活動を進めました。「広がれボランティアの輪」連絡会議も、提言活動やシンポジウムの開催を通じて、日本におけるボランティア・市民活動のあり方を発信しました。

2001年ボランティア国際年のキャラクター「ハーティーくん」


(2002年~)国際ボランティアデーに連帯した活動

12月5日・国際国際ボランティアデーは、1985年12月17日に国連の決議によって創設されました。正式名称は「経済社会開発のための国際ボランティアデー」です。「広がれボランティアの輪」連絡会議では、2002年から、国際ボランティアデーを中心とする12月1日~7日までの1週間を「ボランティア・ウィーク」として、ボランティア関係省庁等と連携しながら、ボランティア活動の推進・普及を全国的に図る取り組みを実施しました。


(2011年)ボランティア国際年+10(IYV+10)事業の推進

国連は「ボランティア国際年」から10年の2011年を「ボランティア国際年+10IYV+10)」として、ボランティア推進を再び世界各国に呼びかけました。日本での推進を担うため、本連絡会議が中心となり推進委員会を設立しました。シンポジウムの開催や全国各地でのボランティア啓発活動を応援するなど、ボランティアリズムの理解・促進・支援についての気運を盛りあげました。

IYV+10ニュースレターの発信

IYV+10の取り組みを紹介するとともに、全国各地のボランティア活動の情報共有をめざして作成した情報紙

国連ボランティア計画との意見交換

国連ボランティア計画事務局長のフラビア・パンシエーリ氏(当時)が来日し、「ボランティア国際年+10」の取り組みについて「広がれボランティアの輪」連絡会議と意見交換を行いました。(2011年11月)


(2012年)国際ボランティア・デー

国連ボランティア計画(UNV)フラビア・パンシエーリ事務局長が、2012年12月5日、国際ボランティアデーにあたりメッセージを公表しました。

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国際ボランティアデーに寄せるメッセージ.pdf
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